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事例集

プロモーション、改善プログラムを実施することで入居率の低下に歯止め

初期課題

最寄り駅からは徒歩で10分ほどながら、役所に近いロケーションであること、コンパクトな区画であることから、弁護士、司法書士など士業の方が多く入居されているテナントビル。
数年前から入居率の低下が目立ちはじめ、オーナー様の利回りも徐々に低くなってきていました。この状況に歯止めをかけてほしいとのご要望がありました。

テナント誘致への取り組み

テナント様の誘致を行うための方法はいくつかあります。管理物件の状況により、いくつかの施策を組み合わせて取り組みます。

市場調査

株式会社B様が所有されるファウストビル(仮名)の場合、市場調査を実施した結果、賃料相場的には問題はなく、また建物も築約40年を経過したことを感じさせない状態でした。ただ、最寄り駅からの距離が少しあり、「人気物件とはなりにくい」ということが入居率の低下につながっていました。

しかし、すべてのテナント様が駅近物件を望まれているわけではありませんので、そのポテンシャルを探る意味でも、いくつかのプロモーションを実施することとなりました。

プロモーション

まず実施したのは、ファウストビル(仮名)を中心とした同心円の範囲を拡大しながらチラシを配布するローラー作戦です。手配り、ポスティングを併用しています。また、もっとも重要な仲介業者様へのコンタクトを強化しました。さらに、仲介業者様、近隣テナント様向けに特別内覧会を開催。3日間の開催期間中、予想を上回る100名の参加をいただき、ファウストビル(仮名)への関心の高さを感じることができました。

これら間接的なプロモーションとは別に、当社が取り組んだのは、直接見込み客を掘り起こす「飛び込み営業」です。この過程で、どういった条件であれば移転を検討してもいいのかなどの、多くの「生きた情報」を入手できたのも、大きな成果でした。

インフラ整備

昨今の「分煙」の状況、ヒアリングによる要望などをふまえ、喫煙ルームの設置、コンパクトな区画割りであるがゆえに室内に設けるのが難しい応接室、会議室を共用施設として設けることをご提案し、テナント様の利便性を高めました。株式会社B様の利回り低下に歯止めをかける一助としました。

条件改定

市場調査の結果をふまえ、条件面でも競合物件との差別化を図るため、賃料見直しを含めた募集条件の見直しを実施。引き合いの増加を図りました。

リノベーション提案

物件の魅力向上のため、フロアーの一部をレンタルオフィス化することをオーナー様にご提案。専門業者にヒアリングをかけ、現地調査を行いながらファウストビル(仮名)に最も適したリノベーション策を検討いたしました。

強化期間中の成約に結びつく

上記のプロモーションをはじめとする改善プログラムを実施し、強化期間中の成約に結びつけることができました。単にお客様の物件管理だけではなく、インフラ整備やリノベーションなど販路拡大、物件の魅力向上のための戦略をご提案することも私たちの仕事のひとつです。今回のテナント誘致は、リーシングについても株式会社B様の信頼をいただく結果となったケースとなりました。

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