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京阪カインドだからできたこと

2017年5月30日(火) セキュリティのこころ

マンション警備で大切なことって、意外に思われるかもしれませんが、コミュニケーションなんです。
たとえば、真夜中にマンションの入り口で右往左往されていたり、不審な動きをされている方。たいていは鍵をなくされた住民の方が多いのですが、万が一に備えて不審者である想定もしておかなければなりません。住民の方を不審者扱いしてしまっても良くないし、逆に簡単に中に入れてしまっても、「こんな警備で大丈夫?」と不安を与えてしまうことも。そこのところの加減はとても微妙です。
そんなとき、その方の顔やお名前、お部屋番号が頭に入っていればスマートな対応ができるので、普段から住民の皆さまと接するなかで、顔とお名前をしっかりと頭に刻み込んでいるんです。

コミュニケーションといえば、ときには警備とは関係のないことで、夜中に管理事務所の方にお電話をいただくこともあります。そんなときも管轄外だからと言うのではなく、とにかくきちんとお話をうかがうところからスタート。私たちで対応できること、できないことはありますが、話をお聞きするだけですっきりしていただけることもあるので、それが何よりかなと思っています。なかには夜中にかけつけたらもう寝ておられて、翌朝おうかがいしたら「ああ、昨日のこと?もういいよ」と軽く言われて拍子抜けしたなんてことも(笑)。こんなことも含めて、全部が住民の皆さまとのコミュニケーションだと思っています。

警備員という仕事は、何となく威圧感があったり、とっつきにくいイメージを持たれがち。でも、住む人に心の底からホッと安心して寛いでいただくためには、人と人とのつながりや信頼が必要不可欠だと思います。
私たちが管理を任せていただいているマンションは、一番小さい規模で100戸から、最大で600戸超までありますから、すべての方のお顔を覚えるのは並大抵ではありません。それでも、「安心させたい人の顔が思い浮かぶこと」、それがセキュリティのこころ。ちょっと格好をつけてしまいましたが、そう思って日々取り組んでいます。

 

 

 

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