HOME > 京阪カインドだからできたこと > 子どもたちの心に残る仕事

京阪カインドだからできたこと

2018年4月30日(月) 子どもたちの心に残る仕事

不動産運営の業務というのは、実はとても幅広いことをご存知でしたか?
新しい住宅地を開発、住宅を販売した後、その街に住む方たちの暮らしが楽しく充実したものになるようソフト面のアフターフォローをすることが、私たちの仕事です。

京都府京田辺市「京阪東ローズタウン」は、街びらきをしてから約25年。今では4,000世帯を越すご家族が暮らす大きな街となりました。私は運営面をずっと担当させてもらっていますが、振り返ると本当にいろいろなことがありました。
新しいお店がオープンすると「良かった、友だちに自慢できるわ」と喜んでくださることもあれば、「こんなお店の方が良かったのに・・・・」など、多くの方がお住まいになればなるほど、皆さんのご要望に応えるというのはなかなか難しいことがあります。

そんななか、ちょっと自慢できるかなと思うのは、これまで開催した数々のイベントです。シニア向けのハイキングを実施したり、クリスマスパーティーやバレンタインのチョコレート作り、また街の情報発信のための新聞を20余年発行してまいりました。
なかでも思い出深いのは、東ローズタウン夏祭りです。広い空き地にやぐらを自前で設置して、地域の大人たちが自治会ごとに屋台を出し合い、浴衣姿で子どもも大人も盆踊りやダンスを楽しむ京田辺市最大の6000人が集う夏祭り。私たちは裏方の段取りはするものの、屋台の仕入れから販売等の運営、はては盆踊りやダンスの振り付け指導の役目まで、すべて住民の方々に関わっていただきました。あとクリスマスの時にはデザイン関係の仕事をされている方に、パーティー会場の看板デザインをお願いして快諾いただいたこともありました。そんな人集めも含めたイベントごとの仕掛け人をやらせてもらった事から、住民の方々は自分の特技に関する事で頼まれたりすると、案外協力いただけるということを学びました。これは、趣味や特技のリストを入居時に皆さんからお聞きしていたからこそ出来たことだと思います。

その当時に夏祭りに来てくれていたある子どもさんが、今では当社のスタッフになっています。
「あれは子どもの頃のいい思い出です。終わると夏休みの宿題片付けなくちゃと思いました(笑)」。
そんな彼の顔を見ていると、子どもの頃の思い出って永遠なのだなと思います。

街に年齢があるとしたら、京阪東ローズタウンはまだまだひよっこ。古い街であれば、地域のコミュニティやイベントがしっかりと根付いていますが、ニュータウンには通常そういったものがありません。この子達にとって、東ローズタウンが「ふるさと」になるわけですから、みんなが顔を合わせる場や楽しめるきっかけ作りをしたたことで、少しでも子ども時代のいい思い出として残ってくれたのなら、こんなに嬉しいことはないと思っています。

メインコンテンツに戻る