HOME > 京阪カインドだからできたこと > マンション警備のスペシャリストとして

京阪カインドだからできたこと

2017年4月29日(土) マンション警備のスペシャリストとして

マンションだけに特化して警備させていただいている私たちですが、実はそういう警備会社は少ないです。警備と一口に言っても、その場所が商業施設なのか事務所なのか、はたまた工場なのかによって警戒すべきポイントやノウハウも違うものです。いろいろされている警備会社は多くても、マンションに特化して経験を積み、マンションで起こるあらゆる事件事故に対して知恵を絞っている会社というのは、平成29年3月31日現在大阪府警備業協会に加盟している511社のなかでも弊社くらいです。

特に夜間の警備については機械警備のほうに重点がおかれていることが多く、当社も機械警備の物件がたくさんあります。最近は機械も優秀になってきているのですが、私たちは機械任せにせず、最後はしっかりと人の目で確認することを大原則にしています。ただ人間ですから、長時間勤務しているなかでどうしても注意力が落ちてきたり、つい「これくらいはいいか」という考え方に傾きがちです。それをどうやって引き締めていくかというのは常に課題です。たとえば、特殊警戒棒や無線機、懐中電灯などの装備品は、管理事務所で待機している間も常に身に付けておくのが私たちのルール。不意に呼ばれて手ぶらで出て行って、身を守るものもない、応援を呼ぼうとして無線機も持ってないとなったら大変です。自分自身の身を守るという意味でも、巡回の時間以外も常に気を抜かないようにしているのです。

装備品の装着のしかたひとつにも、警備員の意識のレベルが表れることがあります。たとえば、警備服の肩のところから提げている吊紐、あれは飾りではありません。暴れる不審者を拘束するときなどに使うための大切な装備ですが、向きが逆になっている警備員さんをときどき街で見かけます。同じように、懐中電灯や鍵紐も左に持って、利き腕の右は空けておくべき。なぜそうなっているのか意図を知らないと、つい自分流に崩してしまいがちですが、弊社の警備スタッフはみんな意味を理解しているので、きちんとルールを守ることができるのです。

警備の仕事というのは、何が正解で何が不正解なのかが分かりにくい仕事です。何事も起きずに終われば誰にも注目されず、何かが起こったときにだけスポットライトが当たります。そうならないよう、マンション一筋に積んできた知識と経験に誇りを持って、業務に邁進しています。

メインコンテンツに戻る